遺産分割協議は時間も手間もかかるもの…
相続人全員の合意・協力が必要になります。
遺産分割協議とは、「相続人調査によって確定した相続人全員がそろって、遺産分けについて話し合い、財産をわけること」です。
しかし、相続人全員が集まること自体が難しい場合も多々あります。
例えば、相続人の一人が入院中、海外出張で帰ってこれない、など、様々なケースがあるでしょう。
そのような際は、電話や手紙等で十分に話を進めていくことも可能です。
ですが、このような場合、遺産分けについて話し合いをする場に出席していないこともあり、後々もめる事にもなりかねません。
なので、基本的には、出来る限り全員同席、が良いと思われます。
そして、相続人全員が、亡くなった人の残した財産について、遺産分けの内容に合意したら、その証拠として、「遺産分割協議書」に署名・捺印をします。
ケースバイケースですが、この遺産の分け方に納得がいかない相続人がいる場合は何度も話し合いを繰り返さねばならず、それでもまとまらない場合は家庭裁判所にて「調停分割」「審判分割」を行わなければならなくなります。
よく、映画の影響でしょうか?『相続』『遺産分割』は弁護士、とお考えになる方がまだまだ多いですが、誰か1人がよかれと思って弁護士をたてるということは、他の人にとって、それはもはや宣戦布告ともとられかねません。
もし話し合いが紛糾してしまったりしたら弁護士さんの出番でしょう。そして話は裁判所に場を移すことになるでしょう。
相続でもめたら、今後その遺族がまた仲良く付き合うことはまずありません。そのためにも話し合いは慎重に、円満に進められるようにしなければなりません。
本当は、そのためにも相続対策をする、遺言書を作ることが何より先決ですが……
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