遺留分侵害額請求とは?

遺留分侵害額請求とは、被相続人が遺言や生前贈与によって、特定の相続人に多くの財産を譲り渡した場合、遺留分を侵害された相続人が、その侵害された遺留分相当額を、受遺者または受贈者に対して請求できる権利です。

1. 遺留分とは?

遺留分とは、相続人が最低限受け取ることができる法定相続分の2分の1の財産です。これは、被相続人の意思に関係なく、一定の相続人に保障される権利です。

2. 遺留分侵害とは?

被相続人が遺言や生前贈与によって、特定の相続人に多くの財産を譲り渡した場合、他の相続人の遺留分が侵害される可能性があります。

3. 遺留分侵害額請求の対象となる人

遺留分侵害額請求の対象となる人は、以下のとおりです。

  • 遺留分を侵害された相続人
  • 遺留分侵害額請求権を相続した人

4. 遺留分侵害額請求の対象となる財産

遺留分侵害額請求の対象となる財産は、以下のとおりです。

  • 遺留分を侵害する贈与や遺贈によって取得した財産
  • 上記の財産によって得られた果実
  • 上記の財産を換価して得た金銭

5. 遺留分侵害額請求の手順

遺留分侵害額請求の手順は以下のとおりです。

  1. 遺留分侵害額を計算する
  2. 内容証明郵便で相手方に請求する
  3. 調停を試みる
  4. 裁判所に訴訟を提起する

6. 遺留分侵害額請求の注意点

遺留分侵害額請求には、以下の点に注意が必要です。

  • 請求権の時効は、相続開始及び遺留分を侵害する贈与または遺贈があったことを知った時から1年間です。
  • 遺留分侵害額請求は、金銭での支払いが原則です。
  • 遺留分侵害額請求は、複雑な手続きを伴うため、弁護士に相談することをおすすめします。

7. その他

遺留分侵害額請求は、相続人間の争いに発展する可能性があります。円満な解決を目指すためには、事前に弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

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