相続のために知っておくべきこと

相続には「遺産分割」が重要

相続とは大きなくくりになりますが、細かく説明していく中で、忘れてはならない言葉があります。
それは「遺産分割」。

遺産分割とは、相続人が複数いる場合、各相続人に分属させる手続き、名義変更のことです。

被相続人が亡くなると、その人が所有していた財産は、相続財産となり相続人全員の共有となります。
この財産を相続人の全員が話し合いによって具体的に誰が何を相続するかを決めます。
この協議を遺産分割協議といいます。

具体的な遺産分割協議は相続人・相続財産が確定されてから進めます。

遺産分割を進めるにあたり、以下のことを先に決めておかなくてはなりません。

遺産分割協議書の写真

相続人の確定(相続人調査、戸籍収集)

遺産分割協議には遺産を相続する権利のある人、全員を確定しておかなくてはなりません。
そのためには、被相続人の出生から死亡までの戸籍を調べ上げていく作業が必須となります。

相続人の中に未成年者が含まれる場合もあります。

その際は、子の特別代理人を決定しなくてはなりません。
親族の中、もしくは全く中立の人の中から適切な人を選定し、子の住居地の家庭裁判所に選任の申し立てを行います。

相続財産の確定、相続財産の評価額確定(財産調査)

被相続人の遺した財産は何があるのか、ひととおり調べ、更に土地や家屋等も含め評価額を調べ上げます。
借金やローン、保証債務もマイナス財産として考慮しなければなりません。

財産の評価は、遺産分割を行う時点での評価となります。

銀行やゆうちょ等は被相続人が亡くなった日付の口座の残額、土地・家屋等の不動産は固定資産税評価証明書を発行し査定額を出します。(相続税には路線価や倍率方式を使用)

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